8月12日(水)
坂上智代
出典
稚的遊戯
  • 韓国のニュースで
    「チアチア語」という、インドネシア・ブトン島の少数民族の言語の表記に、ハングルを導入したというのがあった。
    知るきっかけは、韓国語版ウィキペディアをなんとなしに見ていた時だったんだけどね(ォィ
    一応、メディアでも取り上げられていたので、いくつか紹介しておく。リンク先は韓国語だけど。 聯合ニュースは日本語でも配信しているようで。こちら
    (韓国のニュースサイトは、日本と比べると、長く記事を取っておく傾向があるが、唐突に消えることもあり得るので、保存する方はお早めに、と言っておく)
    記事によると、チアチア語にはもともと文字がなく、ハングルの導入・普及には「訓民正音学会」なる団体が協力しているという(「訓民正音」とは、乱暴な説明で失礼するが、ハングルが15世紀に初めて公布された際の名前)。
    がしかし、「訓民正音学会」なる団体の名前からして初耳だ。ハングル学会(個人的には嫌い / 何)とは違うのか?よくわからない。
    さてさて、ハングルで書くことに問題はないのだろうか。早くも、それを指摘する韓国のブログもあった。
  • ハングルでチアチア語の発音上の区別を明確にできるのか
    母音の数はそう問題にもならないらしい。問題は子音。
    /b/ と /v/ の区別、 /r/ と /l/ の区別、声門破裂音(国際音声記号で書くところの ʔ 、咳をする前の喉を締め付ける感覚)の区別があるといい、その区別をハングルでどう書くのか、という問題。
    /b/ と /v/ の区別は、/v/ に古ハングルの で代用するという。
    /r/ と /l/ の区別については言及がないようだ。/l/ に古ハングルの で代用するのはいかが?(なんて
  • チアチア語にもともと文字がなかったのか
    周辺言語であるマレー語やインドネシア語は、ラテンアルファベットによる表記法(以下「ローマ字」)が確立している。となると、地形的に近いこれら言語の影響を受けて、チアチア語もローマ字で書かれるはずだが、ローマ字で書かれたチアチア語の文献が見つからなかったことを根拠に、ローマ字が確立までには至らなかった、としている。
    なので、今まで文字がなかった、というのは間違いではないらしい。
  • 「らしい」と、不確かな推量形で書いているが
    伝わってくる情報が少ないので、そう書かざるを得ない。
    発音体系や単語などを調べようにも、検索エンジンでは引っかからないからだ。
    ローマ字で検索したくても、チアチア語はおろかインドネシア語すらわからないわけで(単語のローマ字形を推測できない、もしくは、それがかなり難しい)。
  • 思うんだけど、
    これって、どの表記 / 文字がチアチア語に相応しいか、試行錯誤を重ねている段階なのではないかな?
    「検討してみる」という、取り敢えずの反応でも「訓民正音学会」なる団体が喜んで、勇み足で「導入が正式に決まった」と言っちゃった、なーんてオチじゃないよね?
    「デマだったら、韓国は世界中にウソをついたことになる」と心配している韓国人もいる。
  • こぼれ話
    実は過去に、東ティモールの民族のひとつ、ラフ族にハングルを民族言語の文字にしようという動きがあったとされるが、韓国のドキュメンタリー番組のヤラセだったことが暴露されたことがある(視聴率のためなら、捏造の一つや二つ、黙ってればわかるまい…というのは万国共通か)。このこともあってか、冷静に捉える向きも多いようで。
    あと、マスコミが「訓民正音学会」なる団体の発表通りに記事を書いている、という指摘もあり、「なんか怪しいぞ」と感じている者もいることも付け加えておく。
    聞いたことのない団体の発表することって、なんとなく胡散臭さがプンプンするからねえ。
  • コミケの天気
    どうだろう?今日の東京は、予報に反して快晴だったが、久々に。

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